起業女性インタビュー

【vol.2】離婚寸前・ワンオペ育児から復活!地方でも起業〜かただゆきえさん

現在は130名の女性セラピスト育成をするスクール前世解放®︎パートナーシップ代表として活躍されているかただゆきえさん。地方ママでも家族に応援されながらお仕事をされてる姿に憧れる女性も多いのではないでしょうか。

そんなかたださんも、起業前は離婚寸前・育児ノイローゼなど沢山の苦悩があったそうです。パートナーシップ復活をして地方にいながら起業するまでの”キッカケ”、現在の活躍に至るまでをお伺いしました。

出会いのキッカケは、ボランティア。

旦那さまとの出会いのきっかけ、馴れ初めを教えてください。

平日は医療事務で働きながら、休日はボランティア活動をしていました。その時、視聴覚障害の方に、バリアフリーで観る事ができる映画を公開したいと言う監督がいると知って。「私もお手伝いしたい」と参加しました。で、その時の監督が主人です。

私も医療事務をしていて人助けをしたいという想いが元々ありましたし、視聴覚障害の子を救いたいという彼の価値観に共感していき、仲良くなって。それで結婚って感じです。

結婚出産をしてから、変化があったのですね。

そうですね。結婚すると色々なところが見えてきて。主人は三男坊で、甘えん坊で。私は長女だったので、初めは彼に「家の事は全部やってあげる!」と自ら宣言をしていたくらいでした。(笑)なので、主人も「家の事は私にやってもらうもの」と思っていたんですね。

それが出産をして、色々な事が追いつかなくなって。今まで優等生としてうまく行っていた事が多かったのに、なんで?!といきなりパニックになってしまったんです。

私は頑張っているのに、彼は漫画読んで家はタバコ吸いに行って。家事は育児は女がやるものみたいな。態度でひしひしと感じていました。一緒に住んでいるのに、1人という孤独を感じるようになりました。

それは、お辛かったですね。そこから、育児ノイローゼになってしまう。

出産してから、このしっかりしなきゃ!という自分と、一人じゃ出来ない!との自分との葛藤でした。主人は不規則な仕事をしているので、出張でロケが入ったりすると何かあってもすぐに帰ってきてくれない。両親も九州なので。いわゆるワンオペ育児の始まりでした。

頑張ればうまくいく、が通用しなくなった挫折を、育児で初めて味わう。

なんでも一人、というのは辛かったのではないですか。

はい。子供が熱出たらまず買い物に行けないし、2LDKのマンションで子供と二人きりなのが、辛かったですね。思い通りにならないイライラが募り、子供に怒鳴ったりとか手がでそうになったりするんです。

まだ動かないし喋らない子に対してですよ。イライラする自分と「やっちゃ駄目!」って自分が喧嘩してるなという葛藤の日々でした。これまで頑張れば上手くいくと思っていたので、頑張ってもうまいくいかない挫折を初めて体験した気分でした。

そして、ある時自分の感情のスイッチ切ろうと思ったんですよ。感情をなくせば、自分が楽になれる、と。そして、子供も守りたかったんじゃないかと思います。

子供が可愛いと思えない。気がついたら、自分も笑えなくなっていた。

お子さんも可愛く思えなくなってしまったとか。

そうなんです。この精神状態で子育てをしていたら、子供の事が可愛いと思えなくなってしまったんです。この子がいるから、一人でお風呂も入れない。授乳するからオシャレもできない。規制ばっかりの毎日を過ごしていたら、とても可愛いとは思えなかったです。

そして、顔面神経麻痺になってしまうのですね。

ある時、8ヶ月の娘と親子ヨガに行ったんです。そこで、他の子みんな笑ってるのにうちの子だけ笑わないんですよ。それで、結構やばいんじゃないか、と気づきました。

そして、子供が笑ってないなら私が笑ってあげよう!と思ったら、なんと私も笑えない事に気づいたんです。「え、笑えないとか何?」と驚きました。もしかして、と思って病院に行ったら顔面神経麻痺と吃音症でした。

それは、辛かったですね。

はい、出産前は医療事務受付の仕事をしていたので、1日200人とかって話をしてた訳ですよ。それがいきなり誰とも喋らない人生喋らないですから。その生活に変わった時に、適応できなかったんでしょうね。

でも、今思えば私だけじゃなくてこういうママは多いと思います。

確かに、長女気質だったり頑張ってきた女性がぶつかりやすいのかもしれませんね。

そうですね。しかも、医療事務を選んだのも母の期待に応えるためだったり、産後すぐに復帰できる仕事として選んだんですよね。母が子供を産んでから仕事がなかなか見つからなくて大変だったのを見ていたのでなおさら。それが、いつの間にか完璧主義になっていたんだと思います。

パートナーシップの崩壊・離婚寸前からの「転機」

旦那さんに相談はされたのですか?

顔面麻痺になるまで、相談できませんでした。忙しい主人に関しては、家の事はこなさなきゃいけないタスクでしかない事が分かっていましたから。私も結婚前は一人でできると思っていたので、自分でやります!と宣言してしまった事もあって。

そして、パートナーシップは崩壊寸前まで。

ある時、ママ友からランチに誘われて行ってもいい?と相談したら行かせてくれたんですよ。ただ、ランチしている時に異常じゃない着信に気づいて。かけなおしたら、主人はパニクっていてなぜか私が怒鳴られてしまって。

すぐに帰宅したら、そこはもう戦場で。私がいなかったらこの子死んじゃうって思いました。今思えば、手伝っても自分に出来るのかなと怖かったんだと思います。

変わるキッカケは、セラピスト資格講座を受けてから。

この離婚危機寸前の状態から変わるきっかけになったのは?

まずは、旦那よりも私がこの子を可愛いと思えないからだ、と思ってある時に、あらゆるブロックを解除してお仕事にできる資格があると友人から聞いたんです。これは、私が受けるべきものだ!と直感で感じてすぐ受講しました。

そしたら心に余裕ができるようになったので、まず一番に子供のことがやっとかわいいと思えるようになったんです。心で抱えていたブロック(思い込み)がビックリするほど、溢れ出てきて。一つひとつ向き合いました。

そして、起業の道に行けば自分に自信が持てなくてもお客さんが評価してくれますよね。これまでは、どんなに頑張っても誰も評価されなかったから。私と同じ悩みを抱えるママにブロック解除をさせていただくようになり、喜びを感じて、起業にのめり込んでいくようになりました。

それは、すごい変化ですね。

でも、実は旦那との関係はもっと悪くなっちゃうんです。後から聞くと、自分の事を一番に見て欲しかったのに子供ばかり・・・という事に嫉妬していたようで。子育てがひと段落して、自分を見てくれると思ったら起業に意識がいっちゃって。ええ?俺は?って驚いたみたいです。

どんどんすれ違っていって。主人からついに別れ話を切り出されました。

生まれる前からの思い込み「前世解放」の気づきとパートナーシップの再構築

実は、なぜか結婚した時から主人と一生別れないと決めていたんです。両親が不仲だったので、私は一生添い遂げよう。不仲でも一緒にいるものだ、と思っていたんです。それが義務だろう、と決めていたんだろうと思います。

それは、意外です。離婚という選択肢も考えてしまいそう。

そうですよね。思い込みを沢山解放する中で、一つだけ取れなかった信念のようなものがあって。それが、「前世からの使命」と表現させていただいているのですが、ある時「本音で話せない」「私を犠牲にして何かしてあげる事が正しい」と思っていた事に気づいたんです。

なので、主人の気持ちも分かってあげるフリをするんだけど、正しい事は譲れないので結局仕事は続けている。で、また関係が悪化する。その繰り返しでした。

ある時、「あなたがどう感じていようが、別れる気はありません」とハッキリ言えるようになったんです。そこから、主人との関係性が変わっていった感じです。

別れるという選択肢もありだけど、何かを乗り越えられる方が嬉しい

別れる気はない、と言われてご主人は驚かれたのでは。

そうなんです。なぜか、その一言を言ってから変わっていきました。

彼は私が起業がうまく行っているのを見て、離婚の資金を貯めていると思っていたみたいなんですね。なので、別れる気がないと私が伝えた事で安心したようです。

あと、これまでは育児が大変で辛そうという姿を見ていたのに私が変わった事で育児が楽しそうと安心して見れるようになったそうです。そこから、俺も手伝わせてよ、みたいに言ってくれるようになりました。

別れるという選択肢も全然ありなんだけど、何かを乗り越えるほうが楽しい、成長できるってその時感じました。

ご主人も、すごい変化をされたのですね。仕事も応援してくれるようになったとか。

ある時、出張したいと言ってみたらいいよって言ってくれて。広島から東京に行くって、結構な時間家を離れる事になります。絶対無理だと思っていたので、驚きました。

お客様も夫婦関係・親子関係で悩んでいる方が多いんですね。

そうですね。ある時障害のお子様を持っているお母様がいらっしゃって、旦那さんは単身赴任で。一生この子は私が守らなきゃ!と思いつつ、どこかでお子様が自立した時には手放さなきゃいけなくって、どうしたらいいのかというご相談にいらっしゃったんです。

セラピーをさせていただいて、沢山の思い込みを手放して。そうしたら、「お子様のお友達とそのお母さんを家に招いてお茶会したんです」とか「今後何か新しい事を始める」など嬉しい報告を沢山いただくようになって。何か自分を変える、という瞬間に立ち会えるのはやっぱり嬉しいですよね。

起業は、自由を手に入れる最高の働き方。

一人で頑張っているママに、起業はお薦めしたいですか。

そうですね。やっぱり自分で仕事をすると自由が多いので。最近気づいたんですけど、私が起業した本当の理由って「自由が欲しかった」んだなって。

起業して最初の頃に、初めて一時保育を利用することができたんですよね。それまでは、無駄遣いみたいなふうに思ってたから。起業は、ハードルが高いものと思われがちですが人のために頑張りすぎる自分、を手放して誰かの役に立てる。そして、自由を手に入れられる素晴らしい働き方だと思います。

目標は、なりたい職業ランキングに「ママ」が入る事だと。

そうなんです。一般的にママのイメージって「大変そう」「余裕なさそう」のようなイメージが多いと思うんです。子供から見てそう思われるのではなくて、ママみたいにやりたい事を実現して素敵だな、って思われる大人であってほしいと思っています。

このコロナ禍でさら大変だと思う方も多いと思うんですけど、どんなお母さんでも本当の”ココロ”を見つけてあげれば絶対に優しいと思うんですよ。仕事がなくなっちゃった、とか目の前の現実が邪魔をしちゃっているだけで。

現実に文句を言うっていうのは、本当は何かやりたいんだろうなって思うんです。「だったらやったらいいじゃん!」って私は思っちゃうので。

何かやりたい!の一歩を支援するお仕事、素晴らしいですね。

では、最後に新しいキッカケを作りたいミドルシニア世代の女性にメッセージを。

本当の姿は優しいあなたの本当育った姿は優しいから、そこに帰ってあげるだけでいいんだよ。頑張りすぎないで、その余計なのを取れば、ほらね大丈夫じゃん、みたいなことを言って安心させてあげたいですよね。

自分を変えなくてもよくて。イライラしてしまうのも、自分の未来を心配してあげてるから思ってるだけなのに、私が悪いって思っちゃってるので。

そして、一人だと孤独に感じてしまうので、起業はハードルが高いとか思っている方はボランティアでもいいので人と関わってみてほしいと思います。(取材年月日:2021年)

プロフィール

かただゆきえ 前世解放®︎パートナーシップ代表

山口県生まれ。広島市在住。医療事務として勤務後、32歳で出産の後、ワンオペ育児となり過度のストレスから顔面神経麻痺・吃音症を経験。生後8ヶ月の娘が笑えない事に気づき、ブロック解除方法など、あらゆる心理学を学び実践。その結果、自分も子供も笑顔になり、セラピストとしてセッションを開始。その後、仕事と家庭のバランスを崩し離婚寸前となるも、前世解放をする事で変化が起こり、前世開放®︎パートナーシップとして講座を開講。10年間で国内外6,000人へのセッションを提供し、130名のセラピストを育成した実績も持つ。ミッションは”やさしいママに帰る”人を増やす!

ABOUT ME
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高橋陽(編集長)
崖っぷちアラサー派遣から2012年独立。10年間3000名以上の456ミドルシニア世代起業女性へブランディング・文章の指導を行う。2022年人生100年時代ライフシフトを提案する生き方改革メディアを立ち上げる。
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